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▽トランプ氏は26日、「一連の新しい関税は4月2日に発効する」と明らかにした。
トランプ米大統領(左)とメキシコのシェインバウム大統領(Getty Images)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は26日、同国と米国の政府高官が関税に関する協議を続けていると明らかにした。

シェインバウム氏は定例会見でトランプ(Donald Trump)米大統領による関税発動がさらに1カ月間延期されたことについて、「米国はメキシコの不法移民とフェンタニルを規制するための努力を認めた」と強調した。

ロイター通信によると、メキシコの副外務大臣と米国の通商代表部代表が26日に会談し、この問題について協議したという。

トランプ氏は先月、メキシコとカナダの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名。これは1カ月延期され、3月4日に発効する予定であった。

またトランプ氏は米国に輸入される全ての鉄鋼・アルミニウム製品に25%の関税を課す大統領令にも署名済みだ。

トランプ氏は26日、「一連の新しい関税は4月2日に発効する」と明らかにした。

メキシコは貿易の多様化を模索しているが、地理的な条件から、短期的に大きな変化を起こすことは難しいとみられる。

両国の貿易総額は昨年、8000億ドル(約120兆円)を超えた。

関税、麻薬カルテル、不法移民をめぐる2国間の緊張が高まる中、メキシコ政府高官は今週、ワシントンDCで米政府高官と相次いで会談している。エブラルド(Marcelo Ebrard)経済相は28日にラトニック(Howard Lutnick)商務長官と会談する予定だ。

シェインバウム氏は外務大臣、陸海軍トップ、警察庁長官、司法長官を含む安全保障閣僚全員が27日にルビオ(Marco Rubio)国務長官との会合に出席する予定であると明らかにした。

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