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▽中銀は25年のGDP伸び率を24年比1.2%増から0.6%に下方修正。消費者物価指数(CPI)が目標の3.0%まで低下するには時間がかかるとした。
メキシコ、首都メキシコシティ、中央銀行本館(ロイター通信)

メキシコ中央銀行は19日、25年の経済成長見通しを半減させ、景気後退に陥る可能性さえあると示唆した。

中銀は25年のGDP伸び率を24年比1.2%増から0.6%に下方修正。消費者物価指数(CPI)が目標の3.0%まで低下するには時間がかかるとした。

また中銀はトランプ米政権を念頭に、「外的要因による不確実性が高く、マイナス成長に陥る可能性もゼロではない」とした。

さらに、移民や貿易などに関するトランプ政権の行動はメキシコの成長予測にとって重要な課題であるとし、国内要因も不確実性を高めていると付け加えた。

アナリストは変動の激しいエネルギー価格と食品価格を除いたコア・インフレ率を注視している。中銀は24年第4四半期(10~12月)のインフレ率を3.3%と予想している。

中銀は今月初め、政策金利を0.5%引き下げ、9.5%に設定した。

24年第4四半期(10~12月)GDPは予想以上に縮小し、前四半期比0.6%減となっている。

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