▽車を運転していたのはアフガニスタン国籍の男(24歳)、亡命希望者とみられる。警察は男を現行犯逮捕し、市内の警察署に連行した。
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ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンの中心部で車が群衆に突っ込み、少なくとも28人が負傷した。警察が13日、明らかにした。
それによると、車を運転していたのはアフガニスタン国籍の男(24歳)、亡命希望者とみられる。警察は男を現行犯逮捕し、市内の警察署に連行した。
バイエルン州首相は記者会見で、「少なくとも28人が負傷したと報告を受けている」と語った。
また州首相は「警察がテロの疑いで捜査している」と述べた。
ドイツ通信社(dpa)によると、2歳の子供が重傷を負い、市内の病院で治療を受けているという。
警察は男の身元と認否を明らかにしていない。
ミュンヘン警察は声明で、「容疑者は薬物犯罪と万引きで前科がある」と述べた。
ミュンヘン検察庁の報道官はAP通信の取材に対し、「州司法省の過激主義・テロリズムを担当する部署が捜査に参加している」と語った。
事件はミュンヘン中心部の中央駅近くで発生した。
ドイツでは移民による重大事件が相次いでいる。
バイエルン州では先月、アシャッフェンブルクの公園で殺傷事件が発生し、2歳の男児を含む2人が死亡、3人が負傷し、アフガニスタン国籍の男(28歳)が逮捕された。
中部ザクセン・アンハルト州マクデブルクでは昨年末、サウジアラビアから移住した50歳の男が運転する車がクリスマス市の会場に突っ込み、6人が死亡、200人以上が負傷した。