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▽トランプ氏はガザ地区を米国主導で再開発し、パレスチナ人を他の場所に移住させた後、ガザ地区を占領、所有する用意があると繰り返し主張している。
2025年2月11日/左からヨルダンのアブドラ2世国王、トランプ米大統領、ルビア米国務長官(ロイター通信)

エジプト外務省は12日、パレスチナ人の移住を必要としないガザ地区の復興に向けた包括的なビジョンを提示する予定と発表した。

同省は声明で、「トランプ(Donald Trump)大統領と協力し、地域の人々の権利を維持するパレスチナ問題の公正な解決を達成することで、地域の包括的かつ公正な平和を達成する」と述べた。

また同省は「この復興計画はパレスチナの人々が祖国に留まることを保証し、彼らの合法的かつ法的な権利に沿うものである」とした。

さらに、「いかなる解決策も、この地域の平和の利益を危険にさらすことを避け、イスラエルによるパレスチナ占領を終わらせ、この地域の人々の安定と共存への唯一の道である2国家解決策を実施することによって、紛争の根本的な原因に対処するものでなければならない」と強調した。

トランプ氏はガザ地区を米国主導で再開発し、パレスチナ人を他の場所に移住させた後、ガザ地区を占領、所有する用意があると繰り返し主張している。

エジプトのシシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領やヨルダンのアブドラ2世国王(King Abdullah II)を含むアラブ諸国の国家元首はトランプ再開発計画を拒否しているが、トランプ氏はアラブ諸国がこの計画を最終的には受け入れると述べ、「応じない場合は何かしらの措置を取る」と示唆している。

米ABCニュースはエジプト政府関係者の話しとして、「エジプト、サウジ、ヨルダン、カタール、アラブ首長国連邦がリヤドで会談し、トランプ氏のガザ移転案にどう対処するかを話し合う予定」と報じた。

それによると、この協議は2月27日にカイロで開催されるアラブ連盟(Arab League)首脳会議の前に行われる可能性が高いという。

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