スポンサーリンク
▽トランプ大統領は今月初め、ベネズエラ政府が米国内で拘束されたベネズエラ人不法移民を受け入れることに同意したと発表していたが、ベネズエラ政府はコメントを出していなかった。
米テキサス州のメキシコ国境、不法移民(Getty Images/AFP通信)

米国内で拘束されたベネズエラ国籍の不法移民を乗せた2便がベネズエラに向かっている。ベネズエラ政府が10日、明らかにした。

それによると、この2機はベネズエラの航空会社が運航するもので、米国内で拘束された移民が乗っているという。

トランプ(Donald Trump)大統領は今月初め、ベネズエラ政府が米国内で拘束されたベネズエラ人不法移民を受け入れることに同意したと発表していたが、ベネズエラ政府はコメントを出していなかった。

ロイター通信によると、この2機にはトレンデアラグアのメンバーとみられる数人も搭乗しているという。

トレンデアラグアはベネズエラ北部アラグア州の刑務所で創設されたギャング。ベネズエラ当局はこの組織を解体したと発表しているが、幹部の行方は分かっていない。

トランプ氏はトレンデアラグアを含む麻薬カルテルを「外国テロ組織」に指定する大統領令に署名している。

米国のグレネル(Richard Grenell)ベネズエラ担当特使は1月31日、ベネズエラの首都カラカスでマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領と会談。移民問題や制裁などについて話し合った。グレネル氏はその後、ベネズエラで拘束されていた6人の米国人と共に帰国した。

国土安全保障省は先週、不法移民追放政策の一環として、国内にいるベネズエラ人の一時保護資格(TPS)プログラムを打ち切った。

これにより、TPSを持つベネズエラ人約34万8000人が今年4月に労働許可を失い、強制送還される可能性が出てきた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク