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▽サントリーニ島、アモルゴス島、アナフィ島、イオス島では1月31日以来、大小さまざまな地震が800回以上発生している。
2025年2月8日/ギリシャ、サントリーニ島の通り(ロイター通信)

ギリシャ有名観光地サントリーニ島で地震が多発しているため、4つの島の学校が来週まで休校を決めた。地元当局が8日、明らかにした。

サントリーニ島、アモルゴス島、アナフィ島、イオス島では1月31日以来、大小さまざまな地震が800回以上発生している。

この結果、震源地となっているサントリーニ島の住民1万6000人のほとんどが本土に避難した。

アテネ地質力学研究所によると、地震活動はいくぶん収まったものの、8日にはマグニチュード4以上の揺れが11回発生。地震が始まって以来、大きな被害や死傷者の報告はない。

ギリシャ南部のペロポネソス半島からキクラデス諸島にかけて広がる火山帯を監視している科学者たちはサントリーニ島のカルデラ北部にある中央断層線で「火山活動が活発化している」と指摘している。

それによると、入手可能なデータを見る限り、カルデラ噴火が差し迫っているという兆候はみられないという。

地元当局は4島の学校について、2月14日まで休校としている。

アモルゴス島では1956年7月にM7.7の地震が発生し、53人が死亡した。

専門家は紀元前1628年頃にサントリーニ・カルデラで発生した大噴火のような事態になる可能性は低いとみている。近隣の火山は375年前に噴火している。

サントリーニ島の人口は約2万人。ギリシャを代表する観光地のひとつであり、年間340万人もの観光客が訪れる。

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