▽オープンAIのアルトマンCEOとカカオのシナCEOが4日、明らかにした。
米オープンAIと韓国のチャットアプリ大手カカオが韓国市場向けのAI製品を開発するために提携を結ぶ予定である。オープンAIのアルトマン(Sam Altman)CEOとカカオのシナ(Chung Shina)CEOが4日、明らかにした。
アルトマン氏は記者会見で、「韓国企業は米国のスターゲイト・データセンター・プロジェクトに貢献する」と述べたが、パートナーシップの詳細は明らかにしなかった。
スターゲイト・プロジェクトはトランプ政権が打ち出したAI投資計画。米国に最大5000億ドル(約78兆円)のデータセンターを開設するとしている。
アルトマン氏はサムスングループの幹部などとも会談する予定である。
トランプ(Donald Trump)米大統領は先月、AIインフラに資金を提供するために最大5000億ドルの民間投資を発表。オープンAI、ソフトバンク、オラクルがスターゲイトと呼ばれる合弁事業を計画していると明らかにした。
アルトマン氏は「韓国のAIプロジェクトへの投資と参加を検討しているか」という質問に対し、「積極的に検討している」と答えた。
韓国政府は先月、最大2兆ウォン(約2100億円)相当の官民からの投資を引き出す国立AIコンピューティングセンターの建設計画を発表した。
アルトマン氏は3日、東京でソフトバンクグループの孫正義(Masayoshi Son)CEOと法人向けのAIサービスを提供する合弁会社を日本で設立すると明らかにしていた。