スポンサーリンク
▽フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内や紅海などの船舶に対して100回以上ミサイルやドローン攻撃を行ってきた。
2024年2月10日/イエメン、首都サヌア、米英軍の空爆で死亡したフーシ派戦闘員の葬儀(Getty Images/AFP通信)

トランプ(Donald Trump)米大統領が22日、イエメン親イラン武装組織フーシ派を「外国テロ組織」に再指定するプロセスを開始した。ホワイトハウスが明らかにした。

それによると、トランプ氏は22日に署名した大統領令でルビオ(Marco Rubio)国務長官に対し、国家情報長官および財務長官と協議の上、30日以内に指定に関する報告書を提出するよう命じたという。

国務省はその後、15日以内にフーシ派を外国テロ組織に再指定するとしている。

トランプ氏によるフーシ派の扱いの見直しは形式的なものである。

バイデン前政権は発足から数週間後、フーシ派の指定を覆した。ブリンケン(Antony Blinken)前国務長官は当時、「イエメンの悲惨な人道的状況を考慮した」と述べていた。

米国はその後、フーシ派がガザ紛争に乗じて紅海の貨物船やイスラエルにミサイルを発射したことを受け、イエメンのフーシ派支配地域を複数回空爆している。

バイデン前政権は昨年1月、フーシ派を「特別指定国際テロ組織(SDGT)」に再指定した。

トランプ氏は以前からフーシ派を外国テロ組織に再指定すると公言していた。

フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内や紅海などの船舶に対して100回以上ミサイルやドローン攻撃を行ってきた。

フーシ派はイスラエル軍の攻撃に直面するパレスチナへの支援と連帯を示すためと主張しているが、戦争とは明らかに関係のない船舶も攻撃している。

フーシ派は紅海の米空母にもミサイルを何度も発射している。

米中央軍(CENTCOM)は昨年末、フーシ派の指揮統制施設と武器生産・保管庫を空爆した。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク