▽このストは12月20日にシカゴ、ロサンゼルス、シアトルの一部店舗で始まり、全国に拡大した。
米コーヒーチェーン大手スターバックスの労働組合によるストライキが拡大し、全米の300店舗が閉鎖され、数千人の組合員が集会やデモ行進に参加する予定だ。
労働組合「スターバックス・ワーカーズ・ユナイテッド」は24日、数千人の組合員が24日に職場を離れ、数日間にわたるホリデー・クリスマス・ストライキに参戦すると明らかにした。
同労組によると、メリーランド州からモンタナ州、カリフォルニア州まで、25以上の州で5000人のバリスタやスタッフがストに参加しているという。
オハイオ州、ワイオミング州、ニューヨーク州、その他多くの店舗が閉鎖され、その周辺で集会が開かれたり、組合員によるデモ行進が行われている。
クリスマスストライキはスタバにとって一年で最も忙しい時期のひとつである5日間のホリデーシーズンの集大成であり、会社に一定の圧力をかけると期待されている。
このストは12月20日にシカゴ、ロサンゼルス、シアトルの一部店舗で始まり、全国に拡大した。
オレゴン州アシュランドの店舗でバリスタをしている女性はABCニュースの取材に対し、「経営陣は組合員の声を聞き、それを労働協約に反映すべきだ」と語った。
労使は今年初め、労働協約を結ぶための「基礎的枠組み」について協議すると発表したが、労組によると、会社が提案した内容は受け入れられるようなものではなかったという。
500店舗以上の従業員を代表する労組の委員長はABCの取材に対し、「我々は基礎的枠組みを持ち帰る準備をしていたが、会社は何もしなかった」と語った。
会社は労組が交渉を早々に打ち切ったと主張。協議の継続を呼びかけていた。
米国内におけるスタバの店舗数は1万6000店超。その大半が営業を継続している。