◎太陽は天の川銀河の恒星のひとつ。地球を含む太陽系の中心であり、太陽系の全質量の99.8 %を占め、太陽系の全天体に重力の影響を与えている。
米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ(Parker Solar Probe)」が太陽系のリーダーである「太陽」に飛び込み、歴史のその名を刻もうとしている。
パーカーはコロナと呼ばれる太陽の外側の大気に飛び込んだ。
ジョンズ・ホプキンス応用物理学研究所のミッション・オペレーション・マネージャーは24日、NASAのウェブサイトに声明を投稿。「人間が作った物体が太陽にこれほど接近したことはない」と書いた。
太陽は天の川銀河の恒星のひとつ。地球を含む太陽系の中心であり、太陽系の全質量の99.8 %を占め、太陽系の全天体に重力の影響を与えている。
パーカーは24日、太陽の表面から610万キロを飛行する予定だ。この間、パーカーとの通信は途絶えているため、ミッション・オペレーターが接近後の通信確認を行うのは27日になるとのこと。
パーカーは時速69万2000キロで飛行。これはワシントンDCと東京間を1分以内で飛行できるほどのスピードだ。
NASAによると、せっかちなパーカーは華氏1800度の超高温にも耐えられる設計になっているという。
パーカーは太陽にまつわるいくつかの謎を明らかにするために、この6年間データを収集してきた。
科学者たちは長い間、太陽から絶え間なく放出される粒子「太陽風」がどのように生成されるのか、また太陽のコロナがなぜ表面よりもはるかに高温なのかを解き明かしたようだ。
NASAによると、太陽の寿命は約100億年。現在その半分くらいを過ぎたところで、40億年くらいは現在の状態を維持し、その後、赤く膨らんで赤色巨星になり、この時、地球を飲み込むぐらい大きくなるという。