▽イーライリリーの肥満治療薬「ゼップバウンド(Zepbound)」は中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群を発症した肥満症患者を対象としている。
米製薬大手イーライリリーが開発した、睡眠時無呼吸症候群用の治療薬(AP通信)

食品医薬品局(FDA)が今週、製薬大手イーライリリーが開発した「睡眠時無呼吸症候群」患者向けの治療薬を承認した。

イーライリリーの肥満治療薬「ゼップバウンド(Zepbound)」は中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群を発症した肥満症患者を対象としている。

ゼップバウンドの承認により、保険各社は睡眠時無呼吸症候群と肥満症の患者に対してこの薬をカバーする可能性が高くなった。

イーライリリーによると、米国内の成人の約1500万~2000万人がこの分類に該当すると推定される。

睡眠時無呼吸症候群は呼吸と睡眠の質を損なう深刻な症状である。肥満と睡眠時無呼吸症候群は密接に関連している。

専門家によると、睡眠時無呼吸症候群は体重を大幅に減らすと改善する傾向がある。薬による減量がこの改善に役立つと期待される。

今のところ、睡眠時無呼吸症候群を治療する薬はない。

イーライリリーによると、ゼップバウンドを服用した人は睡眠中に呼吸が中断する回数が1時間あたり少なくとも25回減少。体重も平均20%減少したという。

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