▽バスのタイヤがパンクし、コントロールを失って大型トラックと衝突した。
ブラジル南東部ミナスジェライス州の高速道路で旅客バスと大型トラックが衝突した事故について、消防は21日、これまでに30人以上の死亡を確認したと明らかにした。
バスはサンパウロ州を出発、45人の乗客を乗せていた。
事故はミナスジェライス州の高速道路で21日未明に発生。警察によると、バスのタイヤがパンクし、コントロールを失って大型トラックと衝突したという。
州消防局は声明で、「32~35人が死亡し、犠牲者の数はさらに増える可能性がある」と述べた。
それによると、13人が病院に搬送され、治療を受けているという。バス運転手の安否は明らかになっていない。
TVグローボは関係者の話しとして、「大型トラックの運転手が現場から逃走し、警察が行方を追っている」と報じた。
消防によると、乗用車1台がこの事故に巻き込まれたものの、乗っていた3人は全員無事だったという。
ブラジルの高速道路における昨年の交通事故の死者数は過去最多を更新。559人が死亡した。