◎オッタビア・ピアーナさんは14日の夕方、入り口から1キロほど進んだ未開の地点で落下。顔、腹部、膝などに複数の外傷を負った。
2024年12月16日/イタリア、北部ベルガモ郊外の洞窟、女性の救助に当たる消防隊員(AP通信)

イタリア北部ベルガモの北東にある洞窟で女性探検家が負傷した事故について、救助隊は18日、この女性がいる場所に到達し、安全な場所まで運んだと明らかにした。

オッタビア・ピアーナ(Ottavia Piana、32歳)さんは14日の夕方、入り口から1キロほど進んだ未開の地点で落下。顔、腹部、膝などに複数の外傷を負った。

ピアーナさんが落ちた地点は狭く、救助隊は小型の爆発物を使って救助ルートを切り開いた。

救助活動の最後の行程は予想以上にスムーズに進み、ピアーナさんを担架に乗せた作業員たちは18日早朝に洞窟の入り口に到着した。

医師によると、ピアーナさん顔、肋骨、膝など、複数カ所を骨折したという。

この洞窟は地下約500メートルに位置し、全長は約19キロに及ぶ。

救助隊が公開した映像には毛布に包まれ、担架に縛り付けられたピアーナさんがヘルメットをかぶった救助隊によって狭い通路をゆっくり進む様子が映っていた。チームは90分ごとにとまり、ピアーナさんの状態を確認した。

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