◎政府は先週、このストに終止符を打つため、労使関係委員会(CIRB)に仲裁を要請した。
カナダ、首都オタワのポスト(Getty Images)

カナダ郵便公社の労働組合は16日、1カ月に及ぶストライキを打ち切り、17日から業務を再開すると発表した。

労組は先月、賃金、労働環境の改善、人員配置の見直しなど、重要な問題をめぐって会社と交渉を続けてきたが、合意に至らず、ストを開始した。

政府は先週、このストに終止符を打つため、労使関係委員会(CIRB)に仲裁を要請した。

しかし、CIRBは2日間の審理を経て労使間の交渉は暗礁に乗り上げていると判断し、約5万5000人の組合員に職場復帰を命じた。

これにより、現行の労働協約も2025年5月22日まで延長されることが確定した。

郵便公社はその後、5%の賃上げを実施することで労組と合意したと明らかにした。

労働省は以前、政府に介入を求める組合員の声に反論し、「協定をまとめるのは労使である」と述べていたが、ストが長引き、国民生活に大きな影響が出ているとして、介入を決めた。

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