◎警察は声明で、「飼い犬を探しに午前5時前に家を出た夫婦がホッキョクグマの待ち伏せ攻撃を受け、発砲した」と述べた。
カナダ・オンタリオ州の男性が陸上最大の肉食獣「ホッキョクグマ」に襲われた妻を守り、重傷を負った。警察が5日、明らかにした。
それによると、事件は同州最北部のフォート・セバーンで3日早朝に発生。付近の住民が銃声を聞き、警察に通報した。
警察は声明で、「飼い犬を探しに午前5時前に家を出た夫婦がホッキョクグマの待ち伏せ攻撃を受け、発砲した」と述べた。
それによると、夫婦が自宅近くの車道にいたところ、ホッキョクグマが妻に突進してきたという。
夫はホッキョクグマに飛びかかり、発砲。妻を足を滑らせ転倒した。その後、クマは夫の腕と足に重傷を負わせ、近くの森林に逃げ込んだものの、銃創により死んだ。
現場に到着した警察官が夫妻を確認し、その後、近くの森でホッキョクグマの死骸を見つけた。
警察は声明で、「男性はケガの評価と治療を受けるために病院に搬送されたが、命に別条はない」と明らかにした。
警察はこの襲撃を受けパトロールを強化。他のホッキョクグマが近くにいないか確認するとしている。