◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は2日午前の時点で4万4466人、負傷者は10万5358人となっている。
2024年12月2日/パレスチナ自治区、ガザ北部ベイトラヒヤ(ロイター通信)

レバノンの過激派ヒズボラは2日、民間人を死傷させた「停戦違反」に対抗し、イスラエル軍に警告射撃を行ったと発表した。

イスラエル軍による度重なる違反行為にもかかわらず、イスラエルとヒズボラ間の停戦は維持されている。停戦は7日目を迎えた。

停戦発効後、イスラエル軍はレバノンの市民3人が死亡した11月30日の攻撃を含め、50回以上停戦協定に違反したとされる。

イスラエル軍はこの攻撃について、「ヒズボラの違反に対応した」と主張している。

イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスへの攻撃も継続している。

国連のグテレス(Antonio Guterres)事務総長は2日、ガザ地区の現状について、「手足を失う子供が急増しており、1人当たりの子供の切断者数が世界で最も多く、多くの子供が麻酔なしで手術を受けている」と嘆いた。

イスラエル軍は2カ月に渡ってガザ北部を包囲し、ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

イスラエル軍は2日、北部ジャバリアなどを空爆。この24時間で多数の死傷者が出たと伝えられている。

パレスチナ自治政府の前与党ファタハとハマスは現在、エジプトの首都カイロで会談し、南部ラファから負傷者や子供をエジプトに搬送できないか協議している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は2日午前の時点で4万4466人、負傷者は10万5358人となっている。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は2日午前の時点で3961人、負傷者は1万6520人。

ハマスの軍事部門であるカッサム旅団は2日、戦闘員がイスラエル南部に向けて数発のロケット弾を発射したと発表した。

イスラエル軍は防空部隊がガザ南部から発射されたロケット弾1発を撃墜したと報告している。

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