◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は29日午後の時点で4万4363人、負傷者は10万5070人となっている。死傷者数は12時間更新されていない。
イスラエル軍が29日、パレスチナ・ガザ地区全域を爆撃し、100人近くが死亡、100人以上が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。
それによると、北部ベイトラヒヤへの空爆が特に激しく、2つの建物が全壊し、75人死亡、100人以上が負傷したという。
イスラエル軍は2カ月に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
国連は29日、ガザ北部に「目を覆いたくなるような飢餓」が迫っていると警告。ガザに閉じ込められた200万人以上が飢え、苦しみ、悶え、いつ餓死してもおかしくない状況に追いやられていると嘆いた。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)も29日、ガザ全域で食料が圧倒的に足りず、有史以来最悪の大飢饉、「地獄が目の前に迫っている」と警告した。
パレスチナ通信(WAFA)は保健当局者の話しとして、「パレスチナ人の飢えと苦しみは壊滅的なレベルに達しており、複数の地域で餓死者が確認されている」と報じた。
レバノン停戦は4日目を迎えた。ヒズボラの最高指導者カセム(Naim Qassem)師は29日、「神の勝利」を宣言し、「イスラエルとの戦いは終わっていない」と強調した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は29日午後の時点で4万4363人、負傷者は10万5070人となっている。死傷者数は12時間更新されていない。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は29日午後の時点で3961人、負傷者は1万6520人。
イスラエル軍は29日、停戦にもかかわらず、レバノン南部の数十の集落の住民に対し、追って通知があるまで戻らないよう警告した。
イスラエル軍はソーシャルメディアに声明を投稿。「帰還を許可する前に戻れば、軍の攻撃対象になる可能性がある」と主張した。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、少なくとも10の集落に立ち入り禁止を示す線が引かれているという
イスラエル軍は声明の中で、「追って通知があるまで、立ち入り禁止区域の線から南に入ることはできない」と述べ、アルジャジーラが報じた10の集落を含む数十の集落の名前を挙げた。