◎ブライテンバッハ氏は1939年に西ケープ州で生まれ、人生の大半を海外で過ごし、その作品は国内外の文学や芸術に影響を与えた。
南アフリカの著名な反アパルトヘイト活動家である作家・詩人のブライテン・ブライテンバッハ(Breyten Breytenbach)氏がパリで死去した。家族が24日、明らかにした。享年85歳。
ブライテンバッハ氏は1948年から1990年にかけて、南アのアパルトヘイト政策を厳しく批判し、投獄されたこともある。
同紙はパリに移り住んだが、1975年に母国を密かに訪れた際、当時非合法だったマンデラ(Nelson Mandela)氏率いるアフリカ民族会議(ANC)を支援した疑いで逮捕された。
その後、有罪判決を受け、7年間服役。釈放後はパリを拠点に反アパルトヘイト活動を続けた。
ブライテンバッハ氏は自身の投獄とそれに至る経緯を綴った「The True Confessions of an Albino Terrorist(アルビノ・テロリストの告白)」で最もよく知られている。
ブライテンバッハ氏の遺族は声明で、「彼の作品は亡命、アイデンティティ、正義といったテーマを扱っていた」と述べた。
また遺族は多くの関係者に謝意を示した。
ブライテンバッハ氏は1939年に西ケープ州で生まれ、人生の大半を海外で過ごし、その作品は国内外の文学や芸術に影響を与えた。