◎11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」から12月10日の「国際人権デー」までの間、世界各地でジェンダーに基づく暴力撤廃に向けてキャンペーンが展開される予定だ。
フランス全土で23日、女性に対する暴力に抗議する集会やデモ行進が行われ、数万人が参加した。
このイベントは11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に先立って行われた。
首都パリでは大勢の女性と男性がジェンダーに基づく暴力を糾弾。女性の権利拡充を訴えるグループや中絶の権利を確立するよう求める人々などが参加した。
フランスは今年、世界で初めて中絶の権利を憲法に明記する国となった。
デモ隊は集会に先立ち、トランプ(Donald Trump)次期米大統領が来年就任することで、女性の権利が後退する可能性があると懸念を表明した。
AFP通信によると、パリでおよそ8万人の抗議者が街頭に立ち、400の異なる団体が集会に参加したという。
南部リヨンでも数千人が集会に参加するなど、全国各地で大小さまざまなイベントが行われた。
25日の女性に対する暴力撤廃の国際デーから12月10日の「国際人権デー」までの間、世界各地でジェンダーに基づく暴力撤廃に向けてキャンペーンが展開される予定だ。