◎レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は22日午後の時点で3645人、負傷者は1万5355人。
イスラエル軍が22日、レバノン南部と首都ベイルート近郊を執拗に空爆し、この24時間で62人が死亡、200人以上が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。レバノン当局が明らかにした。
それによると、東部バールベックへの空爆では大学病院の院長が死亡。南部では5人の救急隊員が爆発に巻き込まれて命を落としたという。
レバノン保健省は声明で、「医療スタッフを標的とするイスラエル軍の攻撃は戦争犯罪である」と非難した。
イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスへの攻撃も継続中だ。
イスラエル軍は1カ月半に渡ってガザ北部を包囲し、ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
世界保健機関(WHO)は22日、イスラエル軍のドローンがガザ北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院を空爆し、医療スタッフ4人と患者2人が負傷したことを受け、イスラエルに対し、医療機関への攻撃をやめるよう求めた。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は22日午後の時点で4万4056人、負傷者は10万4286人となっている。死傷者数はこの24時間更新されていない。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は22日午後の時点で3645人、負傷者は1万5355人。
イスラエル軍は22日夜、ベイルートの多くの地域に避難命令を発令。多くの死傷者を出したレバノン全土への空爆を締めくくった。
レバノン保健省は過去24時間で少なくとも62人の死亡が確認されたと報告。東部の主要都市バールベックでは大学病院の院長が空爆で死亡した。