◎レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は21日午前の時点で3558人、負傷者は1万5123人。
2024年11月21日/レバノン南部、イスラエル軍の空爆(AP通信)

イスラエル軍が21日、レバノン東部と南部を空爆し、少なくとも50人が死亡、100人以上が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。レバノン当局が明らかにした。

東部の主要都市バールベック当局は最新の空爆で少なくとも47人が死亡、22人が負傷したとX(ツイッター)に投稿。その後、負傷者の数はさらに増加し、行方不明者の捜索を続けていると追記した。

レバノン南部と郊外でも12回ほど大きな爆発が確認され、多数の死傷者が出ている。首都ベイルート近郊の住宅地にもイスラエル軍機のミサイルが着弾した。

イスラエル軍は21日の声明で、「ヒズボラのインフラに対する空爆を実施し、事前の警告などにより民間人の被害を軽減した」と明らかにした。

レバノン保健省によると、南部地域で3人の死亡が確認され、救助活動が続いているという。

イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区とレバノンへの攻撃が続く中、国際刑事裁判所(ICC)は21日、戦争犯罪と人道に対する罪の容疑でイスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とガラント(Yoav Gallant)前国防相の逮捕状を発行した。

ネタニヤフ氏と米国の政治家らはこの決定を非難。ネタニヤフ氏はICCを「恥さらし集団」と呼んだ。

イスラエル軍とヒズボラは複数の地域で地上戦を繰り広げているとみられる。

イスラエルによると、ヒズボラの攻撃により、これまでにイスラエル北部と占領下のゴラン高原で70人以上の軍兵士を含む100人以上のイスラエル人が死亡したという。

イスラエルのメディアは21日、北部のレバノン国境から数キロ離れた運動場にロケット弾の破片が落下し、30歳の男性が死亡したと報じた。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は21日午前の時点で3558人、負傷者は1万5123人。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は21日午前の時点で4万4056人、負傷者は10万4286人となっている。

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