◎シェインバウム氏は定例会見で、「メキシコに中国の自動車企業は存在しないことを強調したい」と述べた。
2024年11月18日/ブラジル、リオのG20サミット会場、カナダのトルドー首相(左)とメキシコのシェインバウム大統領(AP通信)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は21日、中国企業がメキシコに自動車工場を建設するという報道についてカナダ政府が懸念を表明していることを認めた。

シェインバウム氏は定例会見で、「メキシコに中国の自動車企業は存在しないことを強調したい」と述べた。

またシェインバウム氏はカナダのトルドー(Justin Trudeau)首相と最近話しをし、米加メキシコ自由貿易協定を支持すると伝えたと明らかにした。

カナダの州首相らは20日、トルドー氏に対し、メキシコを除外して米国とより強力な二国間貿易協定を結ぶよう求めた。

シェインバウム氏は記者団に対し、「トルドー首相は自由貿易協定からメキシコを外すことに同意していないとはっきり言った」と語った。

またシェインバウム氏は「トルドー首相は中国企業の自動車工場を建設するのかと尋ねてきたので、その企業の工場は米カリフォルニア州にしかないと答えた」と述べた。

これは中国の電気自動車大手・比亜迪(BYD)のことを指しているようだ。BYDはメキシコに工場を建設する計画を立てていると報じられていた。

米加は貿易協定の下で、中国企業がメキシコで自動車を組み立て、米国へ出荷することで関税を回避できることに懸念を表明している。

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