◎デモはメローニ政権の政策、特に教育政策に反対する学生たちによって組織された。
イタリア全土で15日、メローニ政権に抗議するデモが行われ、トリノで学生と機動隊が衝突し、少なくとも15人が病院に搬送された。
主催者はデモを「ノー・メローニ・デー」と名付け、参加者に対し、平和的に抗議するよう呼びかけた。
トリノ当局によると、機動隊は乱闘の際に使用されたガスを浴び、少なくとも15人が病院に搬送された。命に別条はないという。
デモはメローニ政権の政策、特に教育政策に反対する学生たちによって組織された。
ローマのデモ隊はイスラエルへの武器売却に反対し、パレスチナ・ガザ地区を支援するよう訴えた。
トリノではデモ隊が警備網を突破して中心部の広場に入り、市庁舎に突撃。機動隊につかみかかった。
トリノの国営イタリア放送協会(RAI)の事務所前ではデモ隊がパトカーに飛びかかった。映画博物館ではデモ隊が入り口の国旗を剥がし、パレスチナ国旗に差し替えた。
ミラノではメローニ(Giorgia Meloni)首相の写真に血をイメージした赤いペンキがかけられた。ローマの抗議者たちは 「メローニ帰れ、メローニ失せろ」などとスローガンを唱えた。
メローニ氏はトリノの暴力的な光景に対して、次のように述べた。「今日もまた、いくつかの広場で、いつものトラブルメーカーたちによる暴力と混乱という、受け入れがたい光景を目撃しました...」