◎アラムコは原油依存からの脱却を目指すサルマン皇太子の方針の下、難しいかじ取りを迫られている。
エネルギー世界最大手サウジアラムコの社名とロゴ(Getty Images)

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが5日、24年第3四半期(7~9月)の決算を発表した。

それによると、純利益は275億ドル(約4兆1700億円)で、前年同期比15%減となった。

売上高は1111億ドル(約16兆8500億円)。23年同期は1130億ドル(17兆1400億円)であった。

アラムコはリヤドの証券取引所に提出した資料の中で、「減収減益の要因は主に原油価格の下落と精製マージンの悪化によるものである」と述べた。

24年1~9月期の純利益は839億ドル(約12兆7200億円)。前年同期は945億ドル(約14兆3200億円)であった。

原油価格は中東情勢の緊張がやや後退し、中国経済が減速していることから、ここ数日低迷している。北海ブレント先物は5日、1バレル75ドル前後で取引された。

アラムコは原油依存からの脱却を目指すサルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)の方針の下、難しいかじ取りを迫られている。

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