◎公立学校の教師を含む多くの公務員が労働条件の改善を求め、各地でストや抗議デモを行っている。
ギリシャのフェリー乗組員で構成される労働組合は25日、4日間のストライキを数時間短縮し、25日午後の早い時間に打ち切ると発表した。
このストは28日の祝日を前に、南部の島々に向かう何千人もの観光客の旅行計画に影響を与える恐れがあった。
ギリシャ船員組合(The Greek seamen’s union)の執行部は声明で、「22日に開始したストを25日の午後2時に終了する」と述べた。
それによると、政府と交渉を進めた結果、労働条件違反に対する罰金の引き上げや、失業中の船員に対する失業手当の改善など、いくつかの譲歩を勝ち取ったという。
同労組は12%の賃上げを含むすべての要求を引き続き追求すると組合員に約束した。
公立学校の教師を含む多くの公務員が労働条件の改善を求め、各地でストや抗議デモを行っている。
2009年の経済危機と2010~18年の国際救済に基づき、政府は公共支出を大幅に削減し、団体交渉権のルールも見直した。
労組は経済危機を乗り切ったとして、これらの労働改革の一部を見直し、公務員の待遇を改善するよう求めている。労組によると、教員の給与は特に低く、離職者が急増しているという。