◎1990年代後半の旧タリバン政権はほとんどのテレビ、ラジオ、新聞、外国の書物を全面的に禁じていた。
アフガニスタン、首都カブール、タリバンの戦闘員(AP通信)

アフガニスタンを統治するタリバン暫定政権は24日、シャリア(イスラム法)や同国の価値観に反するとして、400冊の書物の発行・販売を禁じたと明らかにした。

現地メディアによると、タリバン当局は本屋や出版社を捜索し、発禁となった本を回収したという。

勧善懲悪省は声明で、「この国の思想、信仰、統一、文化を破壊する敵の邪悪な計画に従って書かれた本は回収の対象になる」と述べた。

また同省は「本屋の空きスペースにはコーラン(イスラム教の聖典)を含む宗教書物が並べられる」とした。

タリバンは発禁リストを公表していない。

南部ヘルマンド州の勧善懲悪省は同日全てのメディアに対し、生き物の映像を放映しないよう命じ、さらに生き物の撮影もやめるよう命じた。

1990年代後半の旧タリバン政権はほとんどのテレビ、ラジオ、新聞、外国の書物を全面的に禁じていた。

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