◎中国外務省は23日、中国フォルクスワーゲンの56歳男性がタイで10日間拘留された後、国外追放されたことを認めた。
独自動車大手フォルクスワーゲンの中国法人幹部がタイでの休暇旅行中にコカインと大麻を使用した疑いで国外退去処分を受けた。ドイツメディアが23日に報じた。
中国外務省は23日、中国フォルクスワーゲンの56歳男性がタイで10日間拘留された後、国外追放されたことを認めた。
それによると、この男性は10月5日に両方の薬物を使用し、行政処分として10月10~20日まで拘留されたという。
フォルクスワーゲンは労働法とデータ保護法を理由に、この報道に関するコメントを拒否した。
中国はフォルクスワーゲンにとって主要市場であり、近年、急速に成長する中国の電気自動車メーカーから激しい競争圧力を受けている。
中国では麻薬の「使用」は行政犯罪であり、10日から15日間の拘留と2000元(約4万2000円)以下の罰金が科せられる。麻薬「密売」の最高刑は死刑である。
タイは2022年に大麻を合法化したがコカインは違法である。中国当局は海外での使用も国内での使用と同等であり、同じ罰則が適用されると警告している。