◎事件は東ケープ州郊外の集落で9月27日夜に発生。女性15人、男性2人、10代の少年1人が2つの現場で撃たれ、死亡した。
南アフリカ・東ケープ州で発生した2件の銃撃事件について、殺人罪で起訴された男が保釈申請を断念した。現地メディアが15日に報じた。
事件は東ケープ州郊外の集落で9月27日夜に発生。女性15人、男性2人、10代の少年1人が2つの現場で撃たれ、死亡した。
容疑者は18件の殺人と銃器の不法所持で逮捕・起訴されている。
検察によると、被告は自動小銃で被害者を射殺したとされる。被告は別の殺人事件で実刑判決を受け、最近仮釈放されていた。
犠牲者は同じ地区内の2軒の家で撃たれた。その多くが同じ家族であった。
警察によると、最初の家で4人、2番目の家で13人が死亡。18人目の犠牲者は病院で息を引き取った。生後2ヶ月の赤ん坊が一命を取り留めている。
検察は殺人の動機を明らかにしていない。
南アフリカの人口は約6200万人。政府の統計によると、同国では今年上半期に1万2734件の殺人事件が発生。1日平均70件以上、その9割で銃器が使用されている。