◎ソマリアは2007年以来、アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)の支援を受けながらイスラム過激派組織アルシャバーブと戦ってきた。
アフリカ東部・ソマリア政府が11日、エジプト軍の平和維持部隊を受け入れると表明した。
エジプトのシシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領は前日、エリトリアの首都アスマラで開かれた3カ国首脳会談に出席した際、ソマリアとエリトリアの首脳に対し、この地域の安全保障を支援すると約束していた。
ソマリア当局はこの会談を受け、アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)が今年12月に解散した後、安全保障支援としてソマリアに部隊を派遣するというエジプト政府の申し出を歓迎すると表明した。
それによると、AMISOMもエジプト政府の部隊派遣を歓迎したという。
ソマリア、エジプト、エリトリアの首脳が署名した共同声明によると、エジプト軍部隊の構成、任務、展開スケジュールはソマリア政府が決定する。
ソマリアは2007年以来、AMISOMの支援を受けながらイスラム過激派組織アルシャバーブと戦ってきた。
ソマリア政府とアルシャバーブは戦争状態にある。
アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。