◎今年の全米の山火事による焼失面積は3万平方キロメートル(東京都面積の13倍)を超えている。
米カリフォルニア州で今年発生した山火事の焼失面積が100万エーカー(約4000平方キロメートル)を超えた。消防局が1日、明らかにした。
ロサンゼルス東方(南カリフォルニア)で発生した3つの山火事は気温の低下により、収束に向かっているようだ。
そのうちの1つは1ヶ月近く燃え続け、焼失面積は176平方キロメートルに達した。消防によると、鎮火率は83%から76%に低下したという。
州消防局は声明で、「1カ月前に比べると延焼速度は遅くなっているが、それでも乾燥、斜面、強風が炎を煽る可能性がある」と述べた。
沿岸部の気温は低下傾向にあるが、内陸部は平年を大幅に上回っている。
国立気象局(NWS)によると、内陸部の一部地域の気温は平年を20度近く上回っている。
10月になるとセーターが手放せなくなるサンフランシスコの1日の気温は32度。州都サクラメントは38度と予想された。NWSは日中の外出を控えるよう呼びかけている。
カリフォルニア州では昨年、約7100件の山火事が報告され、1300平方キロメートル(東京23区の2倍)が消失した。
今年の全米の山火事による焼失面積は3万平方キロメートル(東京都面積の13倍)を超えている。