◎ギリシャの山火事シーズンは9月末頃まで続く。
ギリシャ南部ペロポネソス半島のリゾート地付近で発生した山火事により2人が死亡した。地元当局が9月30日、明らかにした。
消防によると、この地域には約350人の消防士が派遣され、消防ヘリと放水機の支援を受けながら消火活動に当たっているという。
大きな山火事は消し止められたものの、複数の地域で小さな炎がくすぶり続け、この2日間で9つの集落に避難命令が出た。
気象台によると、極度の乾燥と強風はしばらく続く見通し。気温は低下傾向にある。
政府は30日、ロードス島やエーゲ海南東部の島々を含む国内のいくつかの地域で山火事が発生する危険性が高まっていると警告した。
ペロポネソス半島で死亡した2人は29日遅くに行方不明になった住民とみられる。地元メディアによると、他に行方不明者はいない。
ギリシャの山火事シーズンは9月末頃まで続く。出火原因は落雷、たき火、キャンプファイヤー、花火、下草やゴミの焼却処理など。極度の高温と乾燥で自然発火することもある。