◎マカオの観光とカジノ産業は中国政府によるコロナ封鎖の影響で大打撃を受けた。
中国の特別行政区マカオの次期行政長官候補である岑浩輝(Sam Hou Fai)氏は28日、中国政府お墨付きの経済多角化政策を公約に掲げた。
岑氏は記者会見で、「経済の多角化は最も重な課題の一つである」と強調した。
また岑氏は「マカオはパンデミックから多くの教訓を得た」と述べ、観光やカジノに依存しない経済構造を確立すると約束した。
マカオの観光とカジノ産業は中国政府によるコロナ封鎖の影響で大打撃を受けた。
岑氏は観光とカジノ産業の良いところを伸ばしつつ、他の分野に投資し、経済を多角化することが重要だと強調した。
岑氏は中国本土出身の62歳。来月の国会投票で行政長官に指名される予定だ。
国営メディアによると、岑氏は議員400人のうち386人の支持を得たという。中国政府も岑氏の忠誠心を確認済みである。