◎アトランタ動物園は1999年、ルンルンとヤンヤンを受け入れ、その子供である双子は2016年に誕生した。
米ジョージア州アトランタ動物園、笹を食べるパンダ(Getty Images)

ジョージア州アトランタ動物園の4頭のジャイアントパンダが中国との25年間の契約終了に伴い、来月中国に移される。米国で飼育されているパンダはこの4頭を含む6頭となっている。

同園は声明で、「4頭がいなくなることを寂しく思っており、旅立ちはほろ苦いものになるだろう」と述べた。

また同園は「4頭はアトランタだけでなく、世界中に記念すべき遺産を築き上げ、友人やファンの心にその足跡を残しただけでなく、貴重な種の行動、生態、ケアに関する科学界や動物学界の理解にも大きな功績を残した」と強調した。

ワシントンDCの国立動物園は昨年11月、3頭のパンダを中国に返した。他の動物園も両国間の緊張が高まる中、借用契約が失効したため、パンダを次々と中国に送り返した。

アトランタ動物園は1999年、ルンルンとヤンヤンを受け入れ、その子供である双子は2016年に誕生した。

同園で生まれたパンダは7頭。もう1組の双子を含む兄弟たちは中国の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で生活している。

同園でパンダを見れるのはあと3週間ほど。10月5日にお別れのイベントを開く予定だ。

米中は今年、21年ぶりにパンダ外交を再開。カリフォルニア州のサンディエゴ動物園で先月、2頭のパンダが一般公開された。

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