◎13号は強い勢力で上海周辺に16日早朝に上陸する見通し。
中国、上海市のビル群(Getty Images)

中国・上海の空港が台風13号(バビンカ)の接近・上陸に備え、数百便の欠航を決めた。国営メディアが15日に報じた。

13号は強い勢力で上海周辺に16日早朝に上陸する見通し。

上海の航空当局によると、市内の虹橋国際空港と浦東国際空港が15日午後8時以降の欠航を決めた。

中国中央テレビ(CCTV)は当局者の話しとして、「両空港の600便以上が影響を受ける」と報じた。

上海市は市民に対し、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。市内の一部の橋は閉鎖済み。高速道路も閉鎖される予定だ。

中国中央気象台によると、13号の最大風速は15日深夜の時点で40メートル。強い台風に分類されている。

CCTVは上海全域で37万7000人が避難していると報じた。一方、近郊の舟山市ではレストラン、スーパーマーケット、商店が早々に閉店、公共交通機関の運行も停止した。

気象台は13号が東部沿岸の広い範囲に暴風をもたらし、雨量は200~250ミリに達する可能性があると予想している。

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