◎イスラエルとヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、国境沿いでほぼ毎日交戦している。
イスラエルとレバノンの国境付近(AP通信)

レバノン親イラン民兵組織ヒズボラは20日、イスラエル北部に向けて数十発のロケット弾を発射したと明らかにした。

イスラエル軍によると、レバノンからイスラエル北部へ3回に分けて約45発のロケット弾が発射され、何発かを迎撃。残りは開けた場所に落下したという。

負傷者は確認されていないが、イスラエルの占領下にあるゴラン高原などにロケットやその破片が落下、数カ所で山火事が発生したとみられる。

パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスは20日、イスラエル軍に反撃するため、レバノンからイスラエル北部にある同軍の中東地に向けてミサイルを発射したと発表した。

ハマスがレバノン領内からイスラエルに向けて攻撃を仕掛けたのは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、数回目。

イスラエル軍は20日夜、フーシ派への報復として、レバノン南部にあるヒズボラの武器庫を空爆したと発表。地元メディアによると、この空爆で市民少なくとも3人が負傷したという。

レバノン通信は目撃者の話しとして、「イスラエル軍の空爆は1時間以上続いた」と報じている。

イスラエル軍はこの日、レバノン南部の集落をドローンで空爆。数人が負傷した。

報道によると、負傷者は全員シリア国籍で、子供も含まれていたという。

ヒズボラは20日、イスラエル北部の3つの集落に向けて数十発のロケット弾を発射したと述べた。

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