◎事故は11日午前に発生。この地域でマグニチュード3.1の地震が発生した直後に、鉱山の地下約1200メートルで崩落が起きた。
ポーランド南部カトウィツェ郊外の炭鉱で発生した落盤事故について、救助隊は13日、行方不明になっていた鉱夫1人(32歳)を無事救助したと明らかにした。
事故は11日午前に発生。この地域でマグニチュード3.1の地震が発生した直後に、鉱山の地下約1200メートルで崩落が起きた。
鉱山内にいた78人のうち76人が地上に避難、うち17人が病院に搬送された。救助隊は11日午後に1人の遺体を発見・収容した。
鉱山を管理するPGGによると、救助された鉱夫は意識がある状態で病院に空輸され、手当てを受けているという。
地元テレビ局の取材に応じたカトウィツェの市長は「厳しい環境下で救助活動に当たった消防士らの勇気を称えたい」と語った。
救助隊によると、隊員らは13日午後に鉱夫を発見。応急手当を施し、地上に搬送したという。鉱夫は話もできる状態であった。
救助隊は坑内の約100メートルに渡って積み重なった岩を手作業で除去し、鉱夫のもとにたどり着いた。
地元メディアによると、病院に搬送された17人のうち13人が退院したという。
ポーランドの炭鉱では事故が相次いでいる。
南部の炭鉱で今年5月に発生した落盤では3人が死亡。4月中旬にも鉱夫1人が落盤により死亡している。
昨年は15人の鉱夫が事故で命を落とした。