◎フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海・アデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。
イエメン沖、紅海(Getty Images)

イエメン沖のアデン湾で民間の商船が攻撃を受けた。親イラン武装組織フーシ派の犯行とみられる。英国海運貿易オペレーション(UKMTO)が24日、明らかにした。

それによると、攻撃は反体制派が支配する西部の沖合で24日早朝に発生。商船のすぐ近くで爆発が起きたという。

この地域は国連の承認を受けるイエメン亡命政府と同盟を結ぶ反体制派が抑えており、フーシ派が2014年に首都サヌアを制圧して以来、戦闘が続いている。

UKMTOは声明で、「フーシ派の支配地域から発射された飛行体が攻撃に関与したとみられる」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

それによると、乗組員にケガはなく、商船は次の寄港地に向かっているという。

フーシ派は犯行声明を出していない。攻撃に何が使われたのかも不明である。

フーシ派は23日にも西部ホデイダの沖合で中国・青島に向かっていたリベリア船籍のコンテナ船をドローンで攻撃。UKMTOなどによると、乗組員にケガはなかった。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海・アデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。

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