◎炎は1時間ほどで鎮火し、ケガをした人はいなかった。
デンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクの本社入り口(ロイター通信)

デンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクの3階建てオフィスビルで火事があり、従業員が避難を余儀なくされた。

消防によると、炎は1時間ほどで鎮火し、ケガをした人はいなかったという。

出火原因は明らかになっておらず、消防と警察が調査している。

現場は首都コペンハーゲン郊外。

地元テレビ局は近隣住民の話しとして、「消防車の到着前に爆発音が聞こえた」と伝えている。

消防局はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「近隣住民が効いた爆発音は恐らく、屋上に設置されていたガスボンベが爆発した時のものである」と書き込んだ。

ノボ・ノルディスクの広報担当は地元テレビ局の取材に対し、「火事があったのは本社ではなく、コペンハーゲン支社である」と語った。

また広報担当は「消防当局の調査に全面的に協力する用意があり、現時点でテロや放火を示す兆候はない」と述べた。

コペンハーゲンの西方約90キロで建設中の同社ビルと施設では先月、2件の火災が報告された。ケガ人は出ていない。

ノボ・ノルディスクはデンマーク西部に複数の施設を持ち、世界中で人気の肥満症治療薬「ウゴービ」を製造している。この薬は心臓まひや脳卒中のリスクを減らすことが研究で確認されている。

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