◎ガザ紛争に国際的な注目が集まる中、フーシ派は最近、スパイ容疑で44人に死刑を宣告するなど、反対意見を厳しく取り締まっている。
イエメン、首都サヌア、親イラン武装組織フーシ派の戦闘員(Getty Images/AFP通信/EPA通信)

イエメン親イラン武装組織フーシ派が少なくとも11人の国連職員を拘束した。当局が7日、明らかにした。

AP通信は首都サヌアの地域当局者の話しとして、「国連の職員少なくとも9人が拘束されたという情報がある」と伝えた。

その後、国連のデュジャリック(Stéphane Dujarric)報道官はイエメンで11人の国連職員が拘束されたと認めた。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは7日夜、拘束された職員の家族の言葉を引用し、「フーシ派は拘束した人々の居場所を明らかにせず、連絡を取ることも許可していない」と非難。即時解放を求めた。

フーシ派は昨年10月にガザ紛争が始まって以来、紅海やアデン湾を航行する西側の船舶を標的にしてきた。

6日には極超音速で飛行するとされる固体燃料式のミサイルを公開、西側をけん制した。

ガザ紛争に国際的な注目が集まる中、フーシ派は最近、スパイ容疑で44人に死刑を宣告するなど、反対意見を厳しく取り締まっている。

APによると、拘束されたのは国連人権高等弁務官事務所、国連開発計画、世界食糧計画、そして国連特使事務所の職員。11人のうち1人の妻も一緒に拘束された。

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