◎事故は23日夜に発生。マジョルカ島の中心都市パルマ・デ・マジョルカのビーチ近くの通りにあるレストランが突然倒壊し、4人が死亡、16人が負傷した。
地中海に浮かぶスペイン・マジョルカ島の観光地で2階建てレストランが倒壊した事故について、捜査当局は28日、このレストランが「当局の許可を得ずにテラス席を設置していた」と明らかにした。
事故は23日夜に発生。マジョルカ島の中心都市パルマ・デ・マジョルカのビーチ近くの通りにあるレストランが突然倒壊し、4人が死亡、16人が負傷した。
亡くなったのは20歳と30歳のドイツ人女性。33歳のスペイン人女性。44歳のセネガル人男性。スペイン人女性はレストランの従業員だった。
パルマ・デ・マジョルカの市長は28日の記者会見で、「1階のテラス席および建物本体が倒壊したのはその耐荷重を超える荷重がかかったことと、テラス本体に問題があったためとみられる」と語った。
地元消防の担当官は「この建物は許可を得ずにテラス席を設置していた」と述べた。
それによると、事故発生時、テラス席には少なくとも21人がいたという。その耐荷重は明らかになっていないが、利用客とウェイターの負荷に耐えられず、崩壊したとみられる。
警察がレストランの管理者から話を聞いている。
マジョルカ島はスペインを代表する観光地のひとつ。中央政府の統計によると、昨年この島を訪れた観光客は1400万人を超えたという。