◎アフガンでは2021年8月の政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
アフガニスタン中部バーミヤン州で武装集団が銃を乱射し、3人のスペイン人を含む少なくとも4人が死亡した。スペイン外務省が17日、明らかにした。
それによると、事件は17日未明に発生。スペイン国籍の観光客とみられる3人が死亡、もう1人が負傷したという。
サンチェス(Pedro Sánchez)首相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「スペインの観光客が死傷したという情報をタリバン当局から受け、関係部門が対応を協議している」と書き込んだ。
タリバン暫定政権によると、この事件に関与したとして4人が逮捕されたという。犯行声明を出した組織は確認されていない。
亡くなったもう1人の国籍は不明である。
タリバンの報道官は声明で、「この襲撃により、4人の外国人を含む7人が負傷したと報告を受けている」と述べたが、国籍には言及しなかった。
アフガンでは2021年8月の政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
IS-Kはタリバンだけでなく、全土のモスク、学校、病院、シーア派地域への攻撃を繰り返してきた。
バーミヤン州は4~6世紀にかけて崖に造られた古代遺跡群でよく知られている。その一部は2001年に国際テロ組織アルカイダの働きかけにより、破壊された。