◎火事は現地時間午前3時30分頃に発生。昼前にほぼ鎮火した。
ポーランド・ワルシャワ近郊の複合商業施設で12日、火災が発生し、数百店舗が全焼した。
地元メディアによると、このモールの店舗数は約1400。この火事で80%以上が焼失し、屋根が落ちたという。
ケガ人が出たという情報はない。
国営テレビは広大なエリアから炎と黒煙が立ち上る様子を速報で報じた。
消防によると、火事は現地時間午前3時30分頃に発生。昼前にほぼ鎮火したという。出火原因は明らかになっておらず、消防と警察が調べている。
このモールで働いていたというベトナム人は地元テレビ局の取材に対し、「全部燃えてしまった」と語った。
報道によると、火災発生後にモール内に入ろうとしてベトナム人数人が警察に止められたという。
在ポーランド・ベトナム企業家協会は声明で、「この火災は大きな経済的損失であり、悲劇である」と述べた。
ワルシャワ当局は周辺住民に窓を閉め不要不急の外出を控えるよう要請していた。
モールの所有者はワルシャワ証券取引所に上場している地元の大手建設会社である。
ワルシャワ市行政は13日、生計を立てられなくなった人々への財政支援を協議する予定である。