◎事故は西ジャワ州バンドンの道路で11日遅くに発生。卒業旅行を終えた学生61人と教師を乗せたバスが車線をはみ出して対向車と衝突した。
2024年5月12日/インドネシア、西ジャワ州バンドン、事故を起こしたバス(AP通信)

インドネシア・西ジャワ州で学生を乗せたバスが衝突事故を起こし、少なくとも11人が死亡、50人以上が重軽傷を負った。警察当局が12日、明らかにした。

それによると、事故は西ジャワ州バンドンの道路で11日遅くに発生。卒業旅行を終えた学生61人と教師を乗せたバスが車線をはみ出して対向車と衝突した。

バスはバンドンのリゾート地から首都ジャカルタの高校に戻る途中だった。

地元テレビ局は関係者の話しとして、「バスは下り坂で暴走し、対向車やバイクと衝突。その後、電柱に激突した」と伝えている。

それによると、救助隊が現場で9人の死亡を確認。運転手と教師が病院で死亡した。さらに53人が入院、うち数人が重体だという。

警察の広報担当は地元メディアの取材に対し、「初期調査の結果、バスのブレーキが故障していたことが判明した」と語った。

地元テレビが報じた映像には警察が大破したバスの周辺を調べる様子が映っていた。

インドネシアでこのような事故は珍しくなく、原因の多くが無謀運転や整備不良である。

東ジャワ州の高速道路では昨年、観光バスが看板に激突し、14人が死亡。2021年には西ジャワ州のリゾート地で観光バスが渓谷に転落し、27人が死亡している。

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