◎この男は脱走兵とみられ、国境警備隊に拘束され、尋問を受けている。
ベラルーシとポーランドの国境、移民に唐辛子スプレーを吹きかけるポーランドの治安当局者(Leonid Shcheglov/BelTA/AP通信)

ポーランドの治安当局は8日、ロシアの同盟国ベラルーシから不法入国したロシア出身の男(41歳)を拘束したと明らかにした。

それによると、この男は脱走兵とみられ、国境警備隊に拘束され、尋問を受けているという。

内務省の報道官は記者団に対し、「当局はこの男がロシア軍から逃れるためにポーランドに渡ったのか、それともロシアのためにEUに潜入しようとしたスパイなのか、確認しようとしている」と語った。

また報道官は「男の意図をハッキリさせる必要がある」と強調した。

ポーランドのメディアによると、男は武装しておらず、ウクライナでの戦争に参加するというロシア軍の契約書を持っていたという。

ポーランドの捜査当局は先月、ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領の暗殺計画に関与したとされるポーランド国籍の男を逮捕。この男はロシアの諜報機関と連携してスパイ活動を行っていたとされる。

トゥスク(Donald Tusk)首相は8日、ロシアによるスパイ活動や疑惑が相次いでいることを受け、情報機関の長官らと会談した。

同国の裁判官は今週、隣国ベラルーシに亡命した。当局によると、この判事は機密情報にアクセスすることができたという。トゥスク氏はこれを「大逆罪」と呼んだ。

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