◎大西洋の西側で死体を乗せたボートが見つかったのは初めてではない。
チュニジア沖、亡命希望者を乗せたボート(Getty Images)

ブラジル北部パラ州沖で腐敗した死体を乗せた小型ボートが発見された。司法省が13日、明らかにした。

司法長官事務所は声明で、「最大20人の死体を乗せたボートがどこから来たのか特定するため、鑑識チームが対応に当たっている」と述べた。

それによると、ボートは州都ベレンの沖合約300キロの地点で見つかったという。

TVグローボはボートを発見した漁師の話しとして、「一部の遺体は骨がむき出しになっていた」と伝えている。

大西洋の西側で死体を乗せたボートが見つかったのは初めてではない。2021年にはブラジルとカリブ海で死体を満載した7隻の船が打ち上げられた。

AP通信によると、この7隻はアフリカ北西部・スペイン領カナリア諸島を目指していたとみられる。死体はいずれも黒人であった。

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