◎今月10日に就任した無政府資本主義のミレイ氏は公的支出を削減し、政府庁舎の数を半減させ、中央銀行をコナゴナに打ち砕き、自国通貨を米ドルに置き換えると宣言している。
アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領は26日、今年採用された5000人以上の公務員を解雇すると発表した。
今月10日に就任した無政府資本主義のミレイ氏は公的支出を削減し、政府庁舎の数を半減させ、中央銀行をコナゴナに打ち砕き、自国通貨を米ドルに置き換えると宣言している。
当局によると、2023年以前に採用された公務員の契約も見直される予定。
年末までにインフレ率が約200%に達すると予想される中、極右のミレイ氏は政府の規制と給与を削減し、輸出と投資を促進する方法として国営産業の民営化を進めると改めて誓った。
突然のリストラは多くの批判を集めているが、ミレイ氏は「前進するぞ」とSNSに投稿。「給与泥棒の首を切る」と書き込んだ。
「これは我が国に個人の自由と自治を取り戻し、経済成長を妨げ、停滞させ、止めてきた膨大な規制を変革するものなのだ」
ミレイ政権が公表した約300の改革には多くの政府系企業の民営化が含まれる。
ミレイ氏は先月放送された地元ラジオ局のインタビューで、「国営メディアを含む国有企業をひとつ残らず民営化してやる」と表明した。「私はやります。左派政権が構築したくだらないルール、基準、しきたりをひとつ残らず破壊するつもりです...」