◎カタール企業3社とイラク政府の専門家委員会は15日、官民パートナーシップに署名した。
カタール企業3社とイラク政府が合計2400メガワットの発電所建設を含む、95億ドル相当のプロジェクトをイラクで行うことに合意した。国営テレビなどが18日に報じた。
それによると、カタール企業3社とイラク政府の専門家委員会は15日、建設費25億ドルの2つの発電所に関連する官民パートナーシップに署名した。
この発電所はイラクに多くのエネルギーを供給しているイランに圧力をかける可能性がある。
イラクはイランから電力と天然ガスを輸入しており、その量は電力供給の30~40%を占めている。
この時期、イラクの気温は50度を超えるため、電力消費は劇的に増加する。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、双方は2つの新しい総合都市の開発、合計1万室の5つ星ホテルの建設など、70億ドル相当の契約を結んだという。
専門家委員会は声明の中で、「これらの都市には住宅・団地、別荘、学校、商業施設、娯楽センター、その他の施設やサービスに加えて、これらの都市に必要なインフラが含まれる」と述べている。
カタール企業と専門家委員会がこれらのプロジェクトにどれだけの資金を投入するかは不明である。
カタールのサーニ(Sheikh Tamim bin Hamad Al Thani)首長は今週、バグダッドでスダニ(Mohammed al-Sudani)首相と会談し、イラクに50億ドルを投資すると表明していた。