◎エジプトの紅海リゾートは国内有数の観光地であり、欧州の旅行者に人気がある。
エジプトの紅海リゾート地マルサアラム沖で11日に発生したボート火災について、行方不明になっていた英国人3人の死亡が確認された。AP通信などが報じた。
エジプト当局によると、この中型ボートには英国人観光客15人と乗組員14人が乗っていたという。
当局はエンジンルームの電気系統が不具合を起こし、発火したと報告している。
イギリスに拠点を置くスキューバトラベル社は12日に声明を発表。行方不明になっていた3人の死亡が確認されたと明らかにした。
同社は3人の身元および死亡を確認した経緯を明らかにしておらず、エジプト当局と英外務省も声明を出していない。
同社は声明の中で、「他の観光客12人とエジプト人クルー14人は11日の午前中に救助された」と述べている。
それによると、ツアーの期間は1週間。15人は全員ダイバーの資格を持っていたという。
火災は11日の午前8時30分頃(現地時間)に発生。スキューバトラベル社の広報担当はAP通信の取材に対し、「亡くなった3人が火災発生時どこにいたのか、遺体がどこで見つかったのかなど、詳細は明らかにできない」と勝った。
また広報担当は「現地で捜査に当たっているエジプト当局の報告を待っている」と述べた。
エジプトの紅海リゾートは国内有数の観光地であり、欧州の旅行者に人気がある。そこは海岸からサンゴ礁へのアクセスが容易で、多様な海洋生物が生息するダイビングスポットもあり、高い評価を得ている。