◎この地域には不発弾や地雷が放置されており、多くの子供が犠牲になっている。
パキスタンの警察当局は14日、アフガニスタン国境に近い南西部バルチスタン州の廃屋で爆弾が爆発し、子供3人が死亡したと発表した。
州警察によると、子供たちは不発弾で遊んでいたという。現場は州都クエッタから150kmほど離れた国境の町。
州警察はAP通信の取材に対し、「事故が起きた廃屋には以前アフガン難民が住んでいた」と語った。子供たちがどこで不発弾を手に入れたかは分かっていない。
この地域には不発弾や地雷が放置されており、多くの子供が犠牲になっている。
旧ソ連によるアフガン侵攻(1979~89年)の際、何百万人ものアフガン人がパキスタンに逃れ、世界最大の難民地域を形成した。
国連が最近実施した調査によると、推定130万人のアフガン難民がパキスタンにとどまり、有効な旅券を持っていないという理由で逮捕される人が後を絶たないという。
バルチスタン州には1年半前までアフガンのタリバンの拠点があった。タリバンは2021年8月に政権を奪取し、この地域から撤退した。