◎国連地雷対策サービス部によると、2004年以降、地雷や不発弾によって死傷した南スーダン人は5000人を超え、そのうち数百人が子供だという。
南スーダン当局は17日、マンゴーを採集していた市民が不発弾の爆発に巻き込まれ、子供3人を含む10人が死亡したと発表した。
当局によると、事故は西バール・エル・ガザル州郊外の集落で16日に発生し、子供2人が診療所に搬送されたという。
州当局者はAP通信の取材に対し、「爆発に巻き込まれたのは集落の住民で、マンゴーを採集していた」と語った。
当局者によると、住民は不発弾を金属くずと勘違いし、手に取ったという。「住民たちはマンゴーだけでなく、金属くずも集めて売っていました...」
この爆発で子供3人と女性7人が死亡した。亡くなった女性の多くが母親とみられる。
南スーダンは2011年にスーダンから独立。2年後、キール(Salva Kiir)大統領に忠実な組織がマシャール(Riek Machar)副大統領の組織に攻撃を仕掛け、内戦状態に陥った。
内戦は2018年の和平合意で終結。犠牲者は数十万人と推定されており、広い範囲に地雷や不発弾が放置されることとなった。
国連地雷対策サービス部(UNMAS)によると、2004年以降、地雷や不発弾によって死傷した南スーダン人は5000人を超え、そのうち数百人が子供だという。